| 野口晴哉 |
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碧 巌 と こ ろ ど こ ろ 「私は今より30年以前、昭和17、8年から22、3年にかけて、碧巌録を読んだ。 バルザック、ジイド、スタンダール、ボードレールから始まって、日本の文学もいろいろと読んだが、自分の心を捉へたのは、碧巌録、臨済録、荘子、白楽天とバルザックだったが、特に一人の人がまとめた二人の対話と、その註釈と批評と、三段階に立体的編集された碧巌録であった。読んでゆくうちに、雪竇と異なった解釈の生ずることもあった。……」(本書「序」より) 碧巌録は一則から百則まであるが、本書は書名が示すように、その全則についての評釈を試みたものではない。著者は、その中から自分の共感したものだけを取り上げている。謂わば本書は碧巌録を通じて著者が自らの世界を表現した随筆集といえよう。 |
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本書は、昭和6年から最晩年に至るまで、著者が折りにふれて書き留めた語録集である。その一つひとつに、著者の、人を観る眼、体を観る眼、心を観る眼、人生を観る眼、そして自然を観る眼が凝縮されている。しかも、短い言葉の中に、一人ひとりの人間を愛して止まなかった著者の人生観、生命観が読み取れる。「全生」を貫いた整体法の創始者であり、思想家である著者の人間像をより深く理解するうえで見逃すことのできない恰好の書である。
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風 声 明 語 |
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| 第1巻 |
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| 第2巻 |
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大 絃 小 絃 本書は著者50年に亘る膨大な草稿の中から、エッセイを中心に編纂されたものである。 「大絃小絃」という表題は、著者が曾つて『全生新聞』に掲載したコラムのタイトルであり、その出典は中国の詩人、白居易の「琵琶行」の一節、「大絃噌々如急雨 小絃切々如私語」からとられたものと思われる。 このエッセイには、急雨の緊張感と、私語の親しい語りかけを通して、人間は如何に生きるべきかを培われた著者生涯の信念をうかがい知ることができるのではなかろうか。 |
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