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野口昭子

野口昭子著



 「我が家は私達夫婦の他に、男の子が4人。一昨年結婚した長男……と嫁……の間に亜紗が生まれた。この記事はしかし、妻昭子の文章である。……(本書は)私の孫の育て方ではない。どこのどの子も、斯く育てられるべきだ。その子育ての方向を示すために、この文章を……発表することにしたのである」(序文より・野口晴哉)
 この記録は、昭和47年から月刊全生に連載され、「子育て」という言葉の流行を生み出した。
 近年、整体の観点から子供を育てたいという母親が増えつつあるが、そうした人々にとって本書は恰好のテキストとなろう。生後13ヵ月間の子供の成長を刻明に記録すると共に、その間の具体的な対応を示している。
 子供の成長を見つめる著者の暖かい視線によって、育てるという行為の或いは育つという動きの本質的な何かが描き出されている。
野口昭子著 A5判 上製 314頁 定価 1,870円 本体価格 1,700円 消費税 170円




 「明治に生まれ、大正・昭和を通して、独往自在、紬の羽織袴に朴歯の下駄をはき、自らの信ずる道を歩きつづけた野口晴哉という人の、その日常生活に於ける言行を私が書きとめておきたいと思ったのは、今の世の中で見失われている人間の最も大切な何かが、そこにあるからであった」(序文より)
 本書は、本質的に孤高の人であった野口晴哉の夫人であり、真の理解者でもある著者が、折りにふれて書き記した回想の記である。
 著者は、野口晴哉との対話の数々を正確な筆致で綴りながら、幼年期から晩年期に至るまでの、それぞれの時代を悠然と闊歩する野口晴哉像を見事に描出している。
 夫人としての哀歓のまなざしと弟子としての厳しい思索が混然融和して、類稀れな情緒を醸し出す本書から、読者は我々の時代が見失っていた大切な何かを見い出すであろう。
野口昭子著 A5判 変形 上製函入 392頁 定価 2,530円 本体価格 2,300円 消費税 230円




 折にふれて感じたこと、思い出したことを、先に『朴歯の下駄』として一冊にまとめたが、あれからもう5年、また『月刊全生』に書いたものが可成の量になってしまった。おすすめ下さる方々があって、まとめることにした。
 文中、「先生」とあるのは、野口晴哉のことである。ある方が、世間一般の常識では“野口が”とか“主人が”とか書くべきで、先生と言うのは可笑しいといわれたが、もしそう書かなければならないとしたら、私には全く文章が書けなくなってしまう。
 おそらく孫悟空が、觔斗雲に乗って空の涯まで行って来たつもりでも、ついにお釈迦さまの掌から出られなかったように、宇宙自然の息に生きることを技術の根底においた先生の整体の思想から一歩も出られないことを、私自身が一番よく知っているからかもしれない。
 そんな私の心の記録として読んで戴きたいと思う。(本書「序」より)
野口昭子著 A5判 変形 上製函入 354頁 定価 2,530円 本体価格 2,300円 消費税 230円




  帰りたき ところめざして 流れ星

 この句集は、故野口昭子の第一句集「道の空」刊行後の平成12年から亡くなる平成16年7月まで、整体協会機関誌「月刊全生」に掲載された句の中から選んだものを収めております。
野口昭子著 B6判 上製函入 180頁 定価 3,300円 本体価格 3,000円 消費税 300円